毎日新聞 駅前くりぱる 1999年(平成11年)3月号 |
いんたびゅー |
駅は情報の拠点 −マルチメディアの端末おいたら− |
●関西のお生まれで、名古屋は14年ということですが駅前はいかがです。
「東側は、ビルと車とステンレスのモニュメントと無味乾燥ですね。ゆっくり歩けるスペースは皆無です。駅はその街のアイデンティティーを示すと思います。名古屋駅前でも、名古屋の歴史、風土、都市が目指すものが見えてきたらいいのですが。」
●名古屋で見せたいものは、何でしょうか。
「 名古屋は自己PRがへたですね。駅は、情報拠点化していることが大事です。ビジネス、産業観光プラスおいしい物と。ビジターが、ちょっとの時間を楽しく過ごせる情報が素早く入手できるマルチメディア端末があればいい。また駅前は狭い。ビルを上に積んで歩ける空間をつくる。また、東は堀川、北は外堀通にと、駅前というイメージを広げては。」
●そして、何を。
「 名古屋は緑が多い街。駅前のビルの壁面、屋上を緑化しグリーンシティー化する。緑とソーラーシステム、エコロジカルな駅前ですね。物づくりの街ですから、トヨタグループの産業技術記念館でも体験型の工夫を、ノリタケ・カンパニー
・リミテドでは食器を焼けたらいいですね。知的な刺激と、お年寄りが名古屋弁を教えてるヒューマンな場も楽しい。」
●夢を
「名古屋の21世紀にはもどかしい思いです。太閤秀吉の観光資源化もしない。熱がないですね。 駅前から、西区への物づくりゾーン、西への英雄ゾーン、そしてマルチメディアゾーンも設けて。環境問題の解決にも挑戦する。駅前おいしいもの委員会が、名古屋の独特の味を守り伝え、サービス精神を育て、おいしいものの水準を上げる。街においしいものがあるのは、とても大事ですから。」
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